6月1日に一歩踏み出した君へ
好きになって1年目だった時を昨日の様に思い出す。
あの頃は私も幼くて、
初めて飛び込んだ世界は輝いて仕方なかった。
そんな世界の真ん中で、一層輝いていたのが私にとって今江くん、貴方の存在だった。
あれからいつの間にか数年が経っていて、気づけば今江くんは役者の道へ進むことを決意していた。
きっとまだ好きになったばかりの頃の私にこのことを伝えても信じないだろう。
でも、ふと振り返ってみれば案外長い間私は今江くんのことを好きだったみたいだ。想像していたよりも今江くんも私も大きくなっていた。
いつのまにか今江くんは学生ではなくなっていた。
いつの間にか
今江くんは大きな、とても大きな決断をしていた。
今日までが一瞬で、忘れていた。
今日までが楽しくて、幸せで。
辛いことも沢山あった。
怒ったことも悔しい思いをしたこともある。
でも、私はお気楽な人間だから、今江くんを一目見れるだけでその苦しみは何処かへ飛んでいた。
なんだか過去を思い出しても記憶があやふやだ。
でも、これだけは言える。
毎回今江くんに会うのは楽しみで、会う時間は楽しくて、会った後は幸せだった。今江くんのことだけを見つめることが大好きだった。全ての感情を吹き飛ばしてくれた。そんな今江くんが大好きだった。
いつの間にか私には好きなものが増えていく。
いつからだっただろうか。ラーメンを定期的に食べるようになったのは、宇宙やアニメを気にかけるようになったのは、大切な日にちが、思い出が増え私の日常に抱え切れないほどの宝物が増えたのは、一体、いつからだっただろうか。
全ては今江くんから貰ったものたちだった。
昨日、今江くんは「いっぱい貰ってる」なんて書いていたけど、私の方がもらったばかりだ。
見渡せば与えてもらったものばかりで私の周りは溢れていた。
私は少しでも返せているだろうか。
貰いすぎてはいないだろうか。
今日も今江くんが大好きで、当たり前のように私の日常に存在している。そしてこれからも、私の幸せの真ん中にいるのは今江くんがいい。今江くんの目を細めて笑う笑顔が、可愛いと言われる歌声が、真っ直ぐ伝えられる言葉が、ステージでキラキラ輝かせる瞳が、天井を見つめる癖が、真剣な表情が、全部全部大好きだ。
何にも代え難い。
沢山のものに出会わせてくれてありがとう。私にたくさんの感情や思い出を与えてくれてありがとう。
今江くんが歩む道を少しでも明るく出来るように、綺麗な言葉を贈れるように、返せるように、もっともっと私は成長していきたい。
我儘だから、これからも勝手に悩んで勝手に悔しがって勝手にあなたを理由にします。そして、着いていきます。ペンライトやうちわを投げ出しても、好きな姿が一部分見えなくなっても、今江くんがステージに立ち続ける限り、私にとって今江くんを当たり前の存在でいさせてください。
永遠なんてないけれど"ずっと"なんて不完全な言葉で現したくなるほど私にとって大きな存在です。
ずっと、ずっと大好き。
人との出会いでその人の世界が変わるというならば、私の世界を大きく変えてくれたのは紛れもなく今江くん、あなたです。
私の日常を特別に変えてくれてありがとう
いつかこの時を笑って話そう
なんだ、ここまで登れたじゃん、あの時は杞憂だった、なんて笑い飛ばしてまた一つ思い出を増やそう
もう決まってるから、
今江くんはすごくなる
その時は、必ず 来る。
今江くん、私たち誰よりも幸せになろう。
大きな一歩おめでとう
決断を教えてくれてありがとう
どうか私たちの大きな夢が、叶いますように
『6月1日に踏み出した君へ』 この未来に幸あれ